近頃睡眠時間ばかりが伸びているぶんたんです。そろそろ冬眠するかもしれない…
自作PCにチャレンジした話、今回は後編のPC組み立て編です。
PC工房さんの自作パソコンの組立て方ページなどを参考にしながら組み立てていきます!
マザーボードへのパーツ類の取り付け
組み立てスペースを確保してパーツを準備します。
マザーボードを開封。うわ〜!なんかこれだけでもうかっこいいな〜!といちいちテンション上がりながら組み立てます。
まずマザーボードにCPUを取り付けます。ここが一番緊張しました。
マザーボード側のバーとカバーを上げて
向きに気をつけてCPUをセット
カバーを戻して
バーを戻すとカバーが外れます。
緊張しましたがやることはシンプル。CPU取り付け完了です。
そしてCPUクーラーを取り付け。
CPUの付属品なので、グリスは既に塗られています。(銅っぽい部分に塗られている灰色のもの)
垂直にはめ込み、ケーブルを接続するだけ。ケーブルをどう余らせるかで悩みましたが、外から対して見えないし、後から考えるとかなりどうでもいい細かなことでした。
メモリ類を組み立てていきます。
DDRメモリの取り付け。向きがあってても結構力を入れないと入らなくて、変な方向に力入ると折れそうなので怖い。慎重に垂直に力をかけてるのに「ミシ…」と音がしてかなり焦りました(その後問題はなかった)。
ストレージの取り付け。端子に対しては若干斜めに差し込んで、ヒートシンクを取り付けるとそれに押さえられて水平になるイメージ。(写真はヒートシンク取り付け前)
ここまでの作業を終えた段階の写真。
CPUもメモリ類も、マザーボードに挿入、装着するパーツ類は基本切り欠きなどで向きが間違ってると入らないようになっていて優しいなと思いました。
マザーボードへのパーツの取り付けはここまでで終わりで、あとはマザーボードと電源をPCケースに取り付けていく作業です。
PCケースへのマザーボードと電源の取り付け
多分組み立て作業全体の中で一番時間かかったのがPCケースを「開ける」作業です。ネジがほとんど表に出ない構造なのでとてもスタイリッシュなんですが開け方が全然わかんなくて…10分以上向きを変えつつ眺めてました。で、そこでようやくケース内に説明書があるのに気づきました。
隙間から手を入れてなんとか引っ張り出し、え、図を見てもよくわからん。Openしないから困ってるんですが…としばらく悩んだ後、このまま引っ張れってこと?と軽く引っ張っても開かず。しばらく悩んで、あーもう、開かないんですけど!この図を見たらこう引っ張るようにしか見えないけど開かないよ!もう!と、若干イライラしながらぐいっと引っ張ったら
パカンッ!っていい音を立てて開きました。最初のトライでは力が足りてなかったらしいです…
マザーボードを固定して、
電源も固定。電源ケーブルがかなり余っているけど、筐体内もスカスカなので深く考えず余らせておきました。電源に結束バンドが付属していたので、適当にコード類をまとめておきました。もともとケース内の配線がビニタイで整頓されていて、これでいいじゃんとなりかけましたが、ビニタイは劣化して針金部が露出してショートを起こす可能性があるので残しておいてはいけないらしいです。(ビニタイは外して結束バンドで留め直しました。)
再びケースを組み立てて、完成!
サイドパネルは片面ガラス面にしました。おー、かっこいい!金属製パネルも付属しているので、ガラスパネルが一枚、金属製パネルが二枚ついてるので、ガラスパネルを使わず両サイド金属製にすることも可能。
電源ケーブルを繋いでみると…
お前…!光るのか…?!
消費電力は下げられるだけ下げたいもの、無駄がない・理に適った構造が美しさという価値観があるので七色に輝くゲーミング〇〇の魅力がまだわからんのだけどそのうちわかるようになるのだろうか
— ぶんたん (@bunbun_buntan) December 17, 2022
もともとこういう考え方の人間なので、パーツショップでも光るCPUクーラーを横目に「光らなくていいのでお安いものを…」と言いながら選んでいました。まさかマザーボードが光るとは予想外です。しかも電源ケーブル繋いだ時点で光るなんて…(後ほどBIOS設定でPC電源OFF中のLEDはOFFにすることができました)
設置・立ち上げ
PCデスクのラックに設置すると
おお、ピッタリです!!最悪ここに収まらなければ床に直置きかラック最上段に置けばいいから、ここに入らないサイズだけどもう少し安いケースにしようかな…とか考えていましたが、置いてみてやっぱりここに収まるというのは重要なポイントだったなと思います。ここに入らないおおきなPC、床に置くのも邪魔だし、ラック最上段は威圧感+地震とか来た時のことを考えると不安だし…このケースにしてよかった。
問題は一発で起動するか?でしたが、
電源を入れるとさっくりBIOSが起動しました。やった〜!
今時のBIOSってこんなスタイリッシュでかっこいいんですね。青とか黒の背景にカクカクした白い文字が表示されるイメージでした。(それはそれでかっこいいと思うタイプの人間ですが)
組み込んだパーツが認識されていることを一通り確認して、時刻合わせをしました。(この時スクショ撮るの忘れてて後から撮ったのでOSがすでに表示されてますが、実際にはこの時点では表示されていませんでした。)
一回電源OFFして、事前に作っておいたUbuntuのブートUSBを挿して起動。画面に従ってインストール…
わーい!起動しました。
今回のマザーボードは公式にはUbuntuに対応していることになっていないので、諸々のドライバの手動インストールが必要かもしれません。LANケーブルを繋いでインターネットに接続されなければドライバのインストールを…と思ったけど、ケーブルを繋いだだけで普通につながりました。なんだか拍子抜け。
ということで特に何も困ることなく自作PCの立ち上げに成功しました!
まとめ・感想
今回初めて自作PCにチャレンジしてみましたが、思っていたより簡単にできました!これは多分自作PCの作業の中で一番難しい「パーツ選び」を店員さん主導でやってもらったおかげだと思います。
自分のやりたいこと・予算に合ったスペックのパーツを探し出すところや、ある程度規格化されているとはいえパーツ同士の相性問題もあるのでその辺りに自作PCの難しさがあると思います。難しさはありますが、これこそが醍醐味でもあると思うので、今回各パーツ選び方の雰囲気がわかったのを踏まえて、次回はここももう少し自力でやってみたいなと思いました。今回のPCベースにメモリなどをグレードアップ、とかはそれほど不安なくできそう。パーツの価格をウォッチする楽しみが増えますね。
一方組み立てそのものはとても簡単でした。工具も結局使ったのは精密ドライバーと普通サイズのドライバーくらい。いちいち記念写真を撮りながら、ケースを開けるのに悪戦苦闘して2時間半程度でできました。
自作PC、やってみる前は高いパーツを買って動かなかったらどうしよう、とか、買ったはいいけど組み立てられなかったらどうしよう、と不安がありましたが、初心者でもお店で店員さんのアドバイスを受けて購入すれば大丈夫!ということがわかりましたので、同じような不安がある人にも自信を持っておすすめします。何より楽しいよ!予算もどこにこだわるかも自由自在な自作PC、迷っている方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。