最近モノを買うときに「これは引っ越してから買った方がいいのかな…」と躊躇しがちなぶんたんです。
そもそも予算はどれくらいにするの?というところが定まっていなかった我が家。積水ハウスさんに紹介してもらったFPさんにマイホーム予算について相談させてもらいました。
ハウスメーカーの紹介のFPさんに家の予算を相談するのは良くないと聞くけど、実際どう?
ハウスメーカーさんとしては家を売りたいわけですから、ハウスメーカーさんに紹介されるFPさんは家の購入を後押しするようなことしか言わない!極端なことを言えば、無理な返済計画も「いけますよ!」と押し付けてくるかも。信用できない、と言った声がネットではちょこちょこ見られます。
まぁ確かに、FP相談単体で稼いでいる場合を除けば、相手としてはここから次の仕事につなげるために相談を引き受けてくれているのですからある程度ポジショントークは入ってしまうのが普通だと思います。そうでないと慈善事業になってしまう。。でも、相手も資格を持ったプロフェッショナルで、プロとして相談を受けるわけですから嘘や間違いを簡単に言ったりはしないはず、「ハウスメーカー紹介のFPさん」というだけで信用できない、と決めつけるのはめちゃ失礼だというのが私の持論です。一方FPさんから教わる制度や法の知識は全て正解だとしても、ライフプランやマネープランは個人の価値観や考え方で正解が一つに決まるものではない、なのでプロのFPさんから一個のプランを示してもらってもそのまま鵜呑みにせずに、自分自身の価値観と照らし合わせてどうか、受け手側もしっかり考える必要があると思います。実際今回積水ハウスさんに紹介いただいたFPさんは知識が豊富で考え方もとても理にかなっていて共感でき、たった2時間でしたがこの方は信頼できる、相談してよかったと感じられました。予算もこの方がこう言うなら大丈夫だろうと背中を押してもらえ、家づくりへの不安を一つ解消してくれました。(結果的にハウスメーカーさんの思うつb…win-winですね)
今後もこの方に人生のターニングポイントで相談したいなぁとまで感じましたが、積水ハウスで契約しなかったので流石にそれはダメかな…?
予算の話
FPさん曰く、
「年収25%以内とよく言いますが、これは分母(世帯年収)によると思います。単純に年収の何%で考えるのは適切でなく、住宅ローン分を引いた残額で月々の生活をしていくイメージを持って予算を決めるのが良いというのが私の持論です。」
とのこと。つまりどういうことかというと、
例えば年収に対して同じ割合の25%のローンを組んだとして…
年収400万だと残額は300万-税, 簡単化のため税を除いて月にならすと約8万3000円
年収800万だと残額は200万-税, 簡単化のため税を除いて月にならすと約16万6000円
当然ですが残額はこのように差が出ます。この残額で生活ややりたいことができるかを考えようというものです。
この考え方には共感しました。確かに、年収が倍になったら食費が倍になるか、日用品を倍買うかと言えばそうはならず、単純に収入が倍になっても必要経費が倍になることはないです。
いやいや、年収が倍になったら食費を倍にしたい!(いいものを食べたい!)という人もいるかもしれません。その人はその分を必要経費として考慮に入れてください。
結局「年収の何%」はめちゃくちゃざっくりした目安、いや、目安というよりは結果として出てくる数字でありこれをベースに考える数字ではないと思いました。
どんな生活をしているか、何にいくら掛けたいかは人それぞれ、その家庭の価値観によります。そしてその家以外に必要な額を収入から引いた額(ローン額の予算上限となる額)が結果的に収入の何%になるのかも人それぞれです。あまり何%という数字に踊らされず、自分たちの生活にはいくら必要なのかを整理するのが大切だと思います。
ペアローンは危ないのか問題
ところでこちらはFP相談とは少し話がそれるのですが。。このテーマ、たびたびいろんなところで目にする論争な気がします。片方が働けなくなったらどうするのというのは、1馬力(ここではローンを組む人が働きに出ていて、もう一方の方は働いていないという夫婦を前提にします)でも同じ話だと思います。働くことができないような怪我、病気になったら、ローン完済前に亡くなってしまったら、それはそのために団信があります。団信が降りないレベルの困難があったときに仕事を辞められないというリスクとプレッシャーは1馬力でローンを組んで働く人と同じだと思います。(2人で組むからリスク2倍!という人もいるかもしれませんが、そこは個人の価値観ですね)
若い夫婦だと産休中や育休中という働けない期間が生まれがちという問題に関しては、きちんとそれを加味した予算にしておき、その期間の支払いに耐えられるだけの貯蓄を計画的に作っておけば問題ないと思います。ちなみに産休中は2/3、育休中は1〜6ヶ月目までは2/3,それ以降は1/2の手当も出ます。仕事復帰するつもりができない場合というのはよく聞く話です。これは職場や職種によるところも大きいと思うので、自分の場合はどうなりそうか、もし復帰できると踏んだとしても万が一復帰できないとなった時どうするかなども考えておく必要はあります。
ひとつ1馬力とペアローンの違いとしては、少し家計が苦しいと感じたときに普段働いていない側が一時的に働いて家計を支えるといった風に、調整がしやすいということはあると思います。ペアローンの場合このように短期的に収入額を上げて調整することは難しいと思うので、収入額に対してより余裕を持った借入額に設定しておく必要はあるかと思います。
結論としては、1馬力でのローンにしてもペアローンにしても、自分たちの将来の生活費や計画上収入減する期間をきっちり考慮して、さらにそこに想定外があってもすぐに破綻することのないよう余裕を持たせた額を借入額にしておくのが大切なのではないでしょうか。ということで、我が家はペアローンです。
ローン選び
金利は数字を見比べればわかるけど、それ以外の特約とかがよくわからないので注意する点があれば教えてくださいとお願いしました。すると、何より金利が最優先事項です!とのこと。まぁ、確かに。
とにかく金利が低いのはネット銀行、というイメージでしたが、ネット銀行は基本的につなぎ融資はしてくれない=土地購入からの人は基本ネット銀行は使えないということを教わりました。知らなかった。。
唯一つなぎ融資もやってくれるネット銀行は楽天銀行ですが、とある信託銀行が金利条件も良さそうかつ私の勤め先とも提携していたので、こちらで後日話を聞いてみることにしました。
また、特約は条件が厳しいものも多いので、同じくらいの予算を持って保険を別にかけた方がいいのではということを教わったので素直にそうすることとし、住宅ローンは特約なしで考えることにしました。
我が家の予算
FP相談後に少し話し合い、月々いくらくらいの支出があって…他の趣味なども含めてマイホームに生活の中でどれくらいの重きを置くか…などを加味して改めて検討した結果、結局ヘーベルハウスさんが出してくれていた予算を我が家のマイホーム予算の上限として考えよう、ということになりました。へーベルハウスで建てたい〜という気持ちが見え隠れしていますね(笑)
さて、ざっくり予算が定まった我が家。そこはかとなく、え、本当に家建てられるの?建てて大丈夫?と不安でしたが、信頼できるプロにも背中を押してもらいました。前向きにハウスメーカー選びに本腰を入れていくか〜と思った、ここから数日で事態は急展開していくことになります。
次回、土地購入申し込み!